繰り返す君は火の傍で
好き勝手軋む名前
凍る精彩
ふわふわの不透明
くすんだり曇ったり笑ったり
しらない世界の夜のくらやみ
明日のこと、世界のこと
ただの夜の夢みたいに、星みたいに
かがやける日々の正体
にせものの火が騒ぐ
願ってもかなわない呼吸
見つけたら撫でて離して
どうして石ころに生まれなかったのか
利口にもかわいくもさよならも
砂礫、またたき、宝石
劣等を天使の輪っかにして
きみの許される天国のような場所
夢の残り火
かじかむ魂の端きれ
苛烈が頬になじんだら
泣き虫のおはようからおやすみまで
星めくりカレンダー
強さ正しさの模倣
弱虫と砂糖菓子
迷ったときのしるしになるよ
不可視でも瞬いて
好きのちいさな魔法
甘噛み理論
灰まみれ光の根元
良い子も悪い子もいなくなる
陰影のゆりかご
天使と揺蕩う
空白を闇に隠してあげる
君が連ねたひかりたち
色のない世界の朝焼け
心こわれたらあげる
ひとりふたり色どり
後々きらきら星
飽和してはじける不変
夜がこんなに眩しくなるのは
君のために終わらないおはなし
光って絆されて泣き疲れたら眠ること
きみと目指す星の位置
叩いても砕いても壊れない大人
愛と正義の反対の反対
ふしあわせの緩衝材
たった1人に嫌われて星を眺めてみたくなる
希望の味方
困った子がかわいいから仕方ない
きっと燃え滓になるまでには
遠ざかる夜の遊園地
流れ落ちてこの街まで来て
安心して眠れるくらいの光度で
背骨がぐにゃぐにゃで笑った顔もかわいくない
あなたのうたひびくところ
どれくらいの心があれば
耳馴染む声が思い出になっても
百億光年先で待ってろ
泣いたところで何も見えない
拗れすぎて最初にもどる
光ったら負け
やさしいひとの横にいるやさしいひと
ひとり傾くエメラルド
さみしさが鏡に映ればいい
ひかり瞳ばらばら
切り刻んでなにが残る?
君のいないパレードの最後尾
なんにもなくてもお星さま
神様が間違えなかったこと
どうにかこうにか強いひと
傷口にさわったら殴って
救われてなんかやるものか
心中水域
パラレル観測
夢を守ってひとりで眠る
パステルカラーが似合う未来は
一等席の悪夢
花を踏み荒らす道を踏み外す
君の端から端まで走って
魂の代償
嘘、虚栄、やさしい熱
明るみでできないことばかりして
いつか命も明け渡すなら
祈ったり願ったりする時間
欠けないピースで君を埋めるよ
さようならまた、までの際
うかれて泥濘
どんなに苦しくてこんなにかわいいの
好きがきらきら光るんです
嫌いもぎらぎら瞬いて
ぼんやりしてても未来は来るし
眠れなくなって太陽に会う
うつくしいものの本当のほんとう
夢から醒めそうな距離で
わたしの王子様っぽいひと
歌詞不明の応援のうた
疲れたら未来で会おうよ
その人のこと、その日々のこと
間違いだった何もかも並べてやわらかく繋いで
不自然がしあわせを連れてくる