観測期間 : 2015.11.27 - 2015.12.13
「儚くも美しい秋の七草」
(日替わりテーマ制)
かくれんぼ(隠れる側)
かくれんぼ(探す側)
影の中を注意深く
雲の向こうに何が見える
レンコンの穴にいるのかも
ん?ちがった
帽子で別人
先がとがっているところ
ガタン
透き通って
骸骨でも入れない
笑い声、みぃつけた
しき
君なしでいられることを、君を見つけて証明するのさ!
水浅葱
内気(自称)
火隠れる
マッチの頭
遅咲きの天才
ありふれた秘め事
ルールの細かい残虐バトル
火事は対岸のどこか
理由なんて後付けの君
ずっとずっと、
無駄無駄、視線だけはどうにも
しき
密やかなところ
我慢の強弱
空気に読まれる
冷静な心臓
留守番の情熱
(日が暮れる)
しき
夕暮れに似た子供たち
白皙にねむる言葉たち
にながわ
ずっと見つめていたんだよ
熱されたきらきら
藪からつづく次の世界
はなつ野
盗む灯
奇なり
君は移り気
ゆらゆら
隠し跡
二択の名残
隠れ蓑と消える
しき
せめて今日だけは
明るい不都合
陽的ダイヤリー
はだけて召せ、今日
奇なり
座っている人を抱きしめる
目線階段
ふきっさらしの幻秋から守ってあげようか
奇なり
椅子から落ちる
自信のあった角度
絶妙なバランス
あっ、
(びっくりした)
しき
傘の向こう
泳がない鯨の上に住んでいる
いつか降る日に会えるようにと
にながわ
妖しいものです(仲良くしよう)
細胞ひとつ
コロネは三つ
おさげは一つ
お星さまは一つ
名前は二つ
(怪しいなぁ)
しき
君の海に沈もう
37℃を揺蕩う
圧死覚悟
もしかしてまるでみたいな、進化の願望
せつや
君の海に沈もう
3日も持たず
のうのうと生きる
海の幸と山の幸の出会い
見掛け倒し
二足歩行できない
仕掛けてほしい
ずっとっていつまで
もう息が持たない
浮かばれない方が、
しき
友達禁止令指定区域(無許可)
鼓動の定点観測
小指の切り札
猛毒に触れたい
にながわ
心の底から骨の髄まで
友情の名残
まるで君のこと、
三角形のもろもろ
たらればより手を繋ぐ方が安い
それではここに
しき
まったく作る予定のない100題の一部を考える
眠りから覚めた処刑台
満たされぬ奇形の棺
凍土に埋めた花言葉
「頬を刺す風のようにつめたい」
世界が息をする瞬間
罪を蝕む罰とともに
緻密に編んだ赤い糸
記憶が焦土に横たわるまで
その薔薇色を裂かないで
にながわ
ビビビッ
宇宙人
一人部屋
ノートの切れ端
てのひら
借りた漫画
買い物
平服
夜風
体育座り
額
赤面
青ざめる
目が合う
所により
空席
水を差す
掛け時計
皮ごと食べる
鏡のない部屋
招待状
目が合わない
気分屋
所定の位置へ
メモ帳
おしゃべり
謎の仲よし
せめて笑って
おまじない
本気
スイッチ
いたずら
憑き物
焦った
ネタバレ
可愛げ
あ、
水曜日決まった時間
昼のまぼろし
んっと言う間
仕返し
ハートマーク多用
他言無用
無言多用
先生と先輩
後輩3号
よく似てる
眠る時間
意味が分からない
鞄と机
なめられた
日付が変わる
瞬く
獰猛
揶揄われた
気分が悪い
今度ね
交代
洗面器
本棚の影
レンズを通して
試される肝
嫌われた
雷に打たれたような
しき
あいうえおお題
か 閑古鳥スナイプ
か 雷サージとゴムなが
し 少年の小屋の来客には、顔がなかった
あ 褪せたまぼろしの翳
い いぶす秋の陽
う 失った顔
え 煙突ふさいでふたりきり
お おまえの幻は金の色
奇なり
掬うほど溢れていく
気付かない恋みたい
記憶を浚っても会えない相手
来春の天気
いつかどこかは今ここだった
にながわ
異常事態発生させる
世界的な彼女と
案山子、実は王子様
一体これは何の茶番?
呪いが解けてもへのへのもへじ
27番を踏み抜く
謎は謎らしく
ガチャガチャした真ん中に位置するもの
わざとらしく早く泳ぐ
隣の異世界
春待つ裏庭
ルルルル・ループ
「を」が仲良くさせてくれる
待ちくたびれた
ツッコみきれるかな?
いたずら大好き
加減なんて知らないね
しき
ここまでおいで
後ろ後ろ
さがしておいで
待ってるから
しき
うつくしき殺人鬼
<< 短歌又は俳句を完成させるお題です >>
泡沫の 人魚は
露霜の 星と
紅の 色は菊
東雲の 夜
肝向かう 心の
さなかずら 後に逢ふ日は
月草の 花
知らぬ日に 筑紫の海で
君がさす 傘
みさか
劃策は黒鍵の上
仮初の月と往く
想望を飾る額縁
星詠み逍遥
にながわ
知っているのに祈るのはおかしい
面影はもう見えない
さよならも選べないくせに
辿れる思考回路
君が引いた一筋
面影はもう追えない
しき
主人公の特権
made by the sun
stay gold
(主人公の特権)
みさか
呼応する風景
立ち止まる余裕
僕の最後を見届けないか
しき
呼び方が変わるとき
序詩の終わりに
渡せず仕舞いのプレゼント
みさか
もうあと五歩もすれば
細い雨のようないつくしみ
月白
呼称表のイロハニ
案じて産んだけどやっぱり難いよ
奇なり
あきらめにも似ている
みさか
かくれんぼ(見守る側)
世界ってこうやってできていくのかなぁ
フィンガーフラクタル
カウントアップ・スローダウン
奇なり
かしこく なれるよ
そうやって全員消えてったから
奇なり
今ならあの子にも羽根をつけてあげられそうだ
奇なり
プラスチックに砂漠を詰めて
その掌を捕まえる
にながわ
あのこを見つけるきみをみつめるわたしを見定める神様のエーテル
奇なり
あの子は何処へ隠れたの?
見知らぬ参加者
きみの手は鬼には出来ない
せつや
素直に隠れて遊んでろ
その影は監視員がつくりました。
奇なり
七つの薬草を探す人
みさか
恋の鎖
嘘の刷り込み
赤色の楔
みさか
驚きの視線吸引力
眺めてるだけも楽じゃない
きみ、だれ?
見物人はスケープゴート
一星
わたしだけをさがしにきてってあのこが泣いてる
冬子
ことばではあなたをののしりきれない、ばか
つぎはきっと秋が終わるね
香雲
今とても成り行きを見守ってる
大感動フィナーレなどない
絶対にだ
しき
あなたをころして私という冬が来るけどいいよね?
冬子
未だに夏が後ろ髪を掴んでた
きみは神様のひとみの内側にいる
ざらめ
鬼じゃないから捜せやしません
(察せないのもご愛嬌)
掌
あまのじゃくなの愛してね
小憎いあなたとまだここで
あと3回は好きっていいたい
香雲
円熟した視線
グッバイレディ、昼下がりは終わらないよ
水氷
ほのめかすのが苦手な二人
真面目なふりは得意な二人
しき
睡魔のしっぽが見え隠れ
目に視えなくてもあなたは天使
花を背負って行くから待ってて
マオ
ながく長く身をふるわせる
アジャスターの階段下
月白
いつでもなんでも下手くそだ
終わりはないからどこまでもおゆき
掌
鬼にもなれない花柄の呪いが
鍵のない遥かにて
きみが永遠の定義であった頃
まぼろしの薄い膜から
その骨がわたしを囲うことを祈ってた
マオ
不定期な君の不幸
ただひとりを捕まえるんでしょ? そーでしょ?
霞んで見えなくなっても探してください
だってこれは孤独の舐め合い
ふたりが地獄に落ちてく秋
落下するため生まれた透明に墜ちて
冬子
どこにいてもかわいいしっぽ
昼の星の裏の裏
嵐の背中に乗っておいで
マオ
秘密の抜け道
みさか