そろそろさよなら
いつまでたってもあの日のままで
儚いものの例え
夜空に星は輝かないけど
甘く、とろけるような
さよならのときにきみはいらない
愛は三分間
優しすぎるのは冷たすぎるから
スローモーションで死は降りそそぐ
うつろいゆめみてきえていくもの
あまくてやわらかくてすぐにさよなら
いとしさで世界が傾ぎそうなほど
いつか夢に見たように儚く
よくある孤独
マリア様は眠いらしい
目は飾り
ただの透明
拝啓 ぼくの魔法使いさま
白い器とナイフとフォーク
紛れもない朝
泣きじゃくって殴ってみせろ
これからさみしい3分間
指切りさよなら
不幸をにぎりしめて
エリーゼはぼくのために
いとおしむように目を閉じて
きみの影踏み
星を埋めるように
ぼくはまだ君を傷つけたい
愉快なティガーショータイム
殺意の砂糖漬け
有刺鉄線の赤い糸
あのひのぼくよ、おぼえているか
愛の崇拝
ドーナツの輪の真ん中から考える
喪服だらけの部屋
さよならは遠すぎて、やっぱり聞こえない
神様のいない夜
白濁としたやさしさに
あなたの愛したあと
うつぶせの時間
たとえば破るための約束でも
星を孕む
いつまでも泣けばいいし、傷つけばいい
うわついた指の記憶
足元からはがれ落ちる君の気配
心臓から一番遠いこの愛に
君が傷口に沁みる
どしゃぶりの真ん中で
なし崩しの夜
にせものらしく笑ってみせて
相対する嫌悪
この夜は君にあげる
誘惑のスイートタイム
白い手は君にのばされる
センチメンタルは夜に泣く
おままごとにはやさしさを
ぐしゃっと丸めて捨ててしまいたい、こんな感情は
あなたのいらないもの
いつかどこかで会えないまま
悪趣味な黙祷
愛も憎悪も白い皿の上
かなしみだけが後に残ってしまう
あなただけよい夢を
彼方なる火をつけて
愛は少なめに
ふたりの隙間を埋める溝
嘘をついても正しいままで
このままで、このままなら
傷付くまでの範囲内
後ろめたさに似た安堵
こちら側の心
もしかしたらあったかもしれないいくつかのこと
跪いたら笑ってごらん
生まれてからずっと爪は研いである
誰の所為でもあなたの所為でも
ただしいあなた
回数制限のやさしさ
最後に残る空白に口付けて
ねだって欲しがるなら奪ってあげるのに
嘘を飼い慣らすてのひら
その感情と眠ったまま
同じ春を踏む
君が溶かす夜でも
交わる熱も少しずつ冷めていく
罪ばかりの密
侘びしい夜
ゆめもまぼろしの類い
秘密のままで教えてほしい
理想的なまぼろし
目隠し滲んで笑ってしまうね
はじまりの中の赤
ついではいで腐敗
バッドエンドのサイレンが鳴る
君もいろいろ人生いいことなんかないね
満ちて欠ける一瞬
泥濘でなら二人で
可もなく不可もなく毒もなく
悲しいのは水で流れる
椅子取りゲームの勝者のために
あなたが息をしている間、ずっと変わらないことがある
致死の瞳
永遠を捧げる時間がない
夜は来ずとも遠からず
足跡だらけの白昼夢
しながらの愛
輝くもののない空を願う
手放すまでの長い話
たぶん、おそらく、そのように
どうしようもないことを手探りで引き寄せる
始まりません終わるまでは
あとは擦り減るだけの言葉
生きるためによく忘れがちなこと
ほどいた荷物が馴染まない
夢は置き去り
どっちに転んでも泥沼の水浸し
いつかはいつの日か夜の中
後悔が無いことと嘘をつくこと
地獄の馴れ初め
泥にまみれる他愛事
出来そこないの感傷
臆病の行方は知れず君もやる時はやる
ワンルームの楽園
果てまでは何度でも言おう
明かりが消えたらただの人
がじがじストローは未来をこぼして
あなたにはわからない今日がある
寒がりの心臓
星が落ちても大丈夫
眠りにつく瞬間にいつも思い出せないこと
その鋭利を許して
まばたき一つで泣けてくる
はてさて君の憂鬱よ
慈悲や孤独やそういうの
真っ暗闇でひとりごと
秘密一つに不慣れな二人
ひとりとひとりで生きるために
形を持たない化け物へ
千夜一夜の掃き溜め
幽霊を見つけてしまった
星の座の夜
楽園の失墜
溶けて解けてぐちゃぐちゃになれば、いつか一つになれるでしょうか
瓦礫の下でずっと運命を信じてた
許すために許されたい
透きとおっていく日々に
永久凍土の火の海
いびつであるために
愉快な二人の不愉快な夢
その先にある喪失
時々、あなたは、あなたが
革命前夜のイントロ
光の中でしか息ができない
君の恋はわかりにくい
愚かしさの展覧会
あなたのためのわたしなんです
きれいごとの戯れ
あいをまぜていたいのだろう
累月に折り重ねては見えたもの
朝の匂いと日々のくずれ
息の根をつみ上げた星の夜
可視の不可避
大事に握りしめていた悪夢
はしたないオマージュ
夢覚めやらぬ世迷言
幻視の光
痛がり怖がり嘘つき大きらい
悲しみであなたを殺せたら
エメラルド幻想
地軸も君に折れ曲がる
凍てつく朝に凍える心
あなたが狼なのでした
生まれついての大嘘つき
できれば君がいなければね
救われよう喰われよう
幼稚な言葉で囁くよ
生まれ落ちてからの失敗
二つの心臓を滲ませて
お気に入りの天使
いたわれない手も取り合って
羽ばたきの影を踏む
真綿でのどを湿らすように
聞こえない愛をして
骨董物の指紋ひとつ
二人のつくづく続く日々
幸福実験
雨の日はうまく歩けない
溶かしたもしもを歩く
見つからなかった声だから
傷一つない心をあげる
夢を泳ぐはやさで
雨の実験装置
今日のつづきで会いましょう
君だけの虚構に告ぐ
人には聞こえない話をしよう
天国はいつも雨
ひなたに見える不幸
ガラスでできた幸福
砂のお城の王子様
この憧憬に誰も触れないで
思い出を探して生きるのはやめてよ
ふたりの幕間はおわり
ここはこんなに寒いから
夜はお静かに
あなたの檻に触れる
春を待たずに笑う
今かいつかの話
飾らない目を見せてよ
不毛を形にしてみたい
楽園の裏表紙
せめて鋭利を貫くように
ここで息継ぎを忘れた
ならずの種を撒く
稚拙な心臓をとめて
全部濁った色になる
いたいいたいと欲しがって
夜と知らずに息をする
明日には忘れる程度の意思で
あなたと生き埋め百周年
悲しいくらいに輝く日々とか
しばし永遠を待て
ひなたのお部屋に夜が来る
まちがいだらけのままごとだけど
ばってんつけてあげたい
私の運命にいらっしゃい
何一つ残せないまま朝が来る
最後に一つ捨てるとしたら
運命は白日
理想や憧れで腹はふくれない
滅亡の日々
夢と夢と夢から覚めた夢
吐き気がするほど幸福な
こんな孤独で息もできない
さらば蠍座
ぬくもりの悪いこと
そのかなしみは知らないうちに消えてしまいます
愛なんていなければ
ロマンチックに君がいなくとも
誰に何と言われても失敗だった話
エンドロールが恋しい
あふれた滴もただの水
ひとりよがりは夜にして
まばたきの猶予
愉悦を一匙
さよならはゆっくりしよう
懺悔なら心音のするうちに
終末はあなたの言うとおり
ふたりのシナリオ
そこはやさしい奈落
幸福ゆえになくしたもの
やさしいだけではない暮らし
空虚はあなたのかたち
そんな願いは流星群もお断り
ここからそこまで、心臓ふたつ
生き過ぎて損なうばかり
嘘もつけないろくでなし
きれいなものばかり光る世界だから
夜にはなれぬ
罪が燃えても灰は残るよ
あやまちの驟雨
丁寧なピンぼけ
点描に沁みるさよならを
愚か者たちに雨
まだらな支配とかん違い
恒星から遠く離れて
残るのは昨日のやさしさばかり
あなたの心臓には名前を書いておいて
明後日は泣いてもいいよ
星と細胞とチョコレート
夜色を編む
すみっこの創世
まぶたの感光
ここは楽園であるために
あなたのための檻
欠けていくパレード
窒息しそうな夢十夜
やさしくない手と生きる
群星に躾
握りつぶしたのはあなたの心臓だった
花も結構しんどいものです
一生懸命にさみしい
暗い夜はあなたの匂いを思い出す
昨日の夜に目指したもの
灰色の冠
妄想癖と白昼夢
さよなら純白
夢からさめても呼吸はつづく
ふたり手をつないで幸せなところまで歩きたい
蛇足と刹那
ひとり台無し
毒を飲むまで眠れない
まほろ新星
夢は夜に見る
満ちて砂まみれ
天使になれますか
ときめいたら負け無し
百年たっても目も合わない
うつくしくないことばで言って
最初に気づいた取り返しのつかないこと
星の届かないところでは
やさしいこころはここにあります
凍えることすら一人では上手にできなくて
花にも種にもなれません
運命に偽りあり
一片に綴るひかり
星よりも正しいひと
まばたき一つで火は消える
出来損なってしまいました
火のないところ影のころ
待てど暮らせど地下の国
孤独を捨ててはいけないよ
空っぽの頭だって悩みくらいある
そんな二人を嫌いになれない
雨を躾ける
永遠に火をつける
ここのところの心のすべて
傷つけるなら土足でどうぞ
パステルカラーで遊びたい
さよならがこの手にあれば
水たまりで飼われたい
いくつかの青を通りすぎて
溶けた氷が海になる
目を閉じたまま家に帰れない
愛らしい眩暈
来世のために死んだふり
深夜、蒲公英を探して
真っ暗闇と星のようなもの
幽霊の残り香
色も形も声も匂いもあなた以外はわからない
一滴は声にならない
涙で甘くなったりしない
夜更かしと交ぜてほしいもの
ひみつの銀河を解く
エンドロールに会いたい
あなたの形の霜焼けで甘い思いをしたことがない
一度も触れずに鍵を手に入れる
夜に滲むはあなたのまぼろし
逃げられないところに連れていく
月と知らずに泳ぐ
露光の夜を綴じ
落としてね、月を満たしたをとめのこころを
難しい言葉もこころもいらないの
君とぎくしゃくしたい
わたしの海で泳いでください
暮れるつめたい足音がきみの不在を教えてくれる
かみさまの縁取り
満ちたふたつの手をとって
棘も素足に絡みたい
明滅する心臓
猫の額で満ちる夜更けに
月にもそっぽ向かれたい
こんな孤独を分け合って
冷たさがすべての理由になる
ふがいない爪あと
銀貨に満たないわたしについて
春はもう嫌
夜をくるむ温度
110デニールの君を暴きたい
ねぼけた瞳で月を編む
情けない爪も研いでみて
30デニールは何を守れるか
大切なようでそうでもないもの
呼ばずとも春は来る
空白がきみを燻らせていく
孤独はわたしの宝物
君とただ朝を迎えてみたいだけ
鉱石の呼吸
夜に矛盾はつきものです
つかず離れずの永遠
冬に生まれた心臓
春が来るのはあなたのせいです
儚く生きるには何か足りない
真昼にひかれるきみが星
そろそろ眠る時間だよ
手触りのいい檻
あの手この手のひら
月の海辺の哲学
涙ばかりですぐだめになる
夜明けを待つより夢で会いたい
感傷は感情じゃない
筆跡だけが心をなぞる
つまる瞳とつまらない話
極彩色は掴めない
喪失を閉じ込める部屋
鼓膜さえ勝手に溶けようとする
あのあやふやな雨上がり
からだ一つで泣きたいときに
路地裏でねぶそく
光ばかり見ていたからきっと馬鹿になってしまった
夏は傷みやすい
まぼろしの歯型
雨は解れてもういない
旅人のパレット
涙はそんな色だったか
くすんだ音でしとしと笑う
いつか会いたいときに会えるといい
ちゃんと紫陽花しなさい
ひとつまみの夏
言の葉瞑る
若葉に今日がすべり落ちるまで
悪癖の手触り
小指の先まで美しいひと
レトルトふやける
生まれてから眠るまで
あなたにかなしいことばかり起きますように
こんなに柔い棘ひとつ
秋の夜更けが海になる
ここでは息しかできないみたい
月よりもお砂糖がいい
逸らされた目とよく合う目
爪を立てるから場所は考えて
古ぼけたイニシアル
並べた焦土に道標
ひとつかふたつかみっつの瞳
夜は未だ二人のものじゃない
常闇の日記
夜中のココアと猫背の昼間
言葉にも形にもならないわたしたちの全て
手のひらで煮崩れそうな心臓だ
花片と落丁
色水のなかの砂漠
35mmの呼吸
琥珀片のゆらぎ
瞬きの中に棲む獣
いつまでも幸福を摘み取れずにいる
巡らない夜の破片
暗がりに傷つけるすきも無く
孤独だけつれて歩けたならば
永遠がとけかけた痕跡
透明の中に隠してしまおう
ひとりの火の海 つめたい肖像
運命の輪の交わらないところ
開かない幕の裏側で
心臓を模した獣たち
土足で踊るにはぴったりの夜
えいえん分の毒を飲み干す
握りしめて潰れた追憶
てのひらの亡霊
指先に必要ないもの
いつだってひとり分の雨を降らせている
白皙につまらない残り火
瞳の代償
手にはまだ生ぬるい罰
面影に傷つけた剥製
簡単に醒めるような夢はもう見ない
吐息が心臓を掠めたようで
目蓋の裏には闇がある
あなたのための銀の牙
生きたひとりの人の残り香
暗闇を潜る導火線
よく似た地獄を分けあって
別の焦土が待っているだけ
どこにもどこかにもいない人
この声は嘘をつくためにある
夜が更ける前のまばたき
求刑のホメオパシー
そんな空洞だったと思う
声もかたちも熱情もない
運命論に囚われる
逆回りのピリオド
絶望はいつも少しやさしい
灰のなか夜のいろ
触れるためにある傷じゃない
皮膚を統べるもの
0と1の哲学
指先の支配者
好き嫌いの温床
残留思念に花の鎖
預ける心の一つか二つ
知りすぎて知らない事ばかりに気付く
どうかあなたの終わるとき
かつて永遠だったあなたへ
ハムトースト上の怪死
花摘みの味
翡翠みたいなキス
海辺のタフタ
滲みきったら物語
イエスならゆるすって言って
地獄の季節
架空の恋に名前をつける
午後を閉じ込める水槽
茨のままごと
わたしが集めた雨を降らせる
魔法に罹る
砂礫、またたき、宝石
月めくり